入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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2008-08-01から1ヶ月間の記事一覧

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 各地の稲作遺跡 - 長江中下流域や朝鮮半島西南部で経験した稲作技術をもとに、日本列島に着いた弥生人は、湾や潟に接しているところを重視して入植したようです …

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と航海 - 帆を使って航海することは、遣唐使や紀貫之の土佐日記にみられるように、簡単なように感じられるが、実際には非効率であったようだ、天候や季…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - 古墳時代の舟の著名なものとしては、丹後半島のニゴレ古墳から出土した舟型埴輪があります、丸木舟の舳に波よけを付けたり、舷側板を取り付…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - 古墳時代の舟は、舟型の埴輪が出土しているので容易に想像できます、それらは各種の材を組み合わせた「構造船」のようです、ただ、構造船と…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - 前後に舟を結合した遺物は、1878年大阪市浪速区鼬(いたち)川で出土した丸木舟がある、遺物は第2次世界大戦の戦災で失われたが、その…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - ソリコ舟は長さ5.96メートル、幅1.05メートルで先端には厚い幅の広い板がついてそりあがっており、その先端の高さは目測で1.5メ…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - 前述したように、長崎から沖縄さらには中国大陸沿海の諸地方から東南アジアでみられる「龍舟競漕」では春の祭りの時に、大勢の漕ぎ手が短い…

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米作りの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - 前述の旧淀江町の角田遺跡も潟の奥にあった、国分直一は旧春江町の銅鐸の舟の形は龍船競漕(五月の節句の祭りに、大勢の人が櫂で漕ぐ舟で速さ…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟・続 - 古代舟の研究者、石井謙治は「これは後の埴輪の舟の原型とみられ、船底をえぐり舟構造とし、これに棚を設けた準構造船形式であった」と云う…

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米作りの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 稲作渡来民と舟 ー また、「稲作渡来民」(池橋宏)を参考にして 水田稲作には小舟は不可欠の運搬用具であり、漁労の道具、水上交通の手段でもあります、又、政治的…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー自分なりに考えたことー 稲作民の日本列島への渡来は、ちょうど、コロンブスによる北米新大陸の発見後、ヨーロッパから人々が新天地を求めて移動したように、稲作民…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー自分なりに考えたことー 水田稲作の確立成功と、加えて漁猟とで食料の確保が安定するようになると、それまでの時代とは比較にならないくらい人口は増加したのでしょ…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー自分なりに考えたことー 諸氏の論文などを参考に自分なりの推測をしてみます、(何ら確かな証拠はないので物語に近いですが)紀元前5000年~紀元前2000年位…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 再び「稲作渡来民」(池橋宏)に戻りますー陸稲と水稲・続ー 華北から遼東半島では、牧畜や遊牧という生業の一部として乾燥に強い雑穀栽培があった、また朝鮮半島の北…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 再び「稲作渡来民」(池橋宏)に戻ります -陸稲と水稲ー 従来より、華北から朝鮮半島北部に雑穀の農耕があり、陸稲もその一部であった、稲作がその陸稲によって伝播…

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 再び「稲作渡来民」(池橋宏)に戻りますーコメの短粒と長粒ー かってのイネの研究の影響を受けて、考古学者は短粒のイネは日本型(稉ーコウ)であり、長粒はインド型…

俳句つくり 余情

”新盆の灯りのかげにかげろうが” 新聞のコラムからの句です、老夫婦が息子さんの新盆の夕飯を終え、一息して、ふと、灯りに目をやった時に灯りの笠のかげに、はかなげなカゲロウがとまっていたそうです、年老いた奥さんは、息子が戻って来たのではないかと嘆…

俳句つくり 余情

”省エネやカーテンの揺れに涼さがす” 少しでも地球温暖化防止に協力するべく、昼間はクーラーはつけずに過ごしていますが、この暑さにはたまらず涼しいところを求めて、家の中をうろうろしています ”帰省子のたて一列の小三子” 街で見かけた光景です、故郷へ…

俳句つくり 余情

”朝涼や今日一日の安穏を” 世界的な経済不安、国内政治の行き詰まり、連日の暑さとやりきれない日々が続きますが、それでも、早朝は気分が一新し、少し涼しい風も吹いています、とにかく、今日一日だけでも平穏に送れることを願うばかりです ”天国や湯浴みの…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> アジア大陸から、紀元前1000年紀の中ごろには北部九州へ伝来した水田稲作は、その後、半世紀ほどの間に急速に西日本へ広がり、更にその一部は、弥生時代の前期の…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> Bルートについては長距離の渡海という観点から、疑問視されていますが、高床の穀倉や鵜飼いという特殊な漁業、熟れ鮨作りの技法などは、朝鮮半島にはほとんど例がみ…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 特有の石包丁や、片刃石斧などの大陸系磨製石器群、細形銅剣や多鈕(たちゅう)細文鏡など北方の遼寧青銅器文化に連なるような青銅器類、支石墓など、北部九州で発見…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 稲作の日本への伝来のルートは、先の図にあるように江南地方(長江下流域とその南の地域)や江淮地域(長江と淮河流域)を出発点としているようです、大別してほぼ三つ…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ◇照葉樹林文化 東アジアの照葉樹林帯にあった文化、水田稲作ができる前の農耕文化で、茶の葉を加工して飲むこと、繭から糸をひいて絹をつくる技術、漆から樹液をとり…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 長江中・下流域では、紀元前3000年紀後半の屈家嶺文化或いは良渚(りょうしょう)文化の銭山漾遺跡(浙江省呉興県)で、秈稲(せんとうーインディカ型の稲)と稉…

蕨市政・市議会会議録

グーグル検索・蕨市政のトップに蕨市議会の項目がありましたので、拝見しました、一言、感想を申しあげますと、形式主義、頭でっかち、判りづらいです、いかにもプロのホームページ作成業者が作ったものらしく、一般市民の目線に立っていない判りづらい、血…

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 一方、アッサム・雲南の稲作センターから東に向かい、長江流域に広く展開した稲作の流れがあったようです、日本列島への稲作の伝来に直接関係する流れです 長江の下流…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> しかし、インドシナ半島北部で水田稲作農耕が本格化するのは、紀元前1000年紀の中ごろ(弥生時代の始めとほぼ同じころ)雲南から北部ベトナム、北部タイにかけて…

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米作りの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 稲の起源に関しては、各研究者により北ミャンマー・中国雲南省から、ラオス・北部タイとする考えが一般的となっています、仮に「アッサム・雲南センター」と呼んでおき…

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> 次に、今までに一般的になっている照葉樹林文化論をもとに考えてみます 大阪府立弥生文化博物館編 日本文化の源流をさぐる 「弥生文化」より ”稲作文化の成立と展開”…