2008-08-14 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 ”省エネやカーテンの揺れに涼さがす” 少しでも地球温暖化防止に協力するべく、昼間はクーラーはつけずに過ごしていますが、この暑さにはたまらず涼しいところを求めて、家の中をうろうろしています ”帰省子のたて一列の小三子” 街で見かけた光景です、故郷へ子供と共に帰るのでしょうか、お父さんの後に小学生以下の三人の童子が一列に等間隔に並んで付いて行く、何十年か前の自分の子供時代を思い出します 自分の好きな7~8月の名句です ”蝉鳴いて苦しや蓑の班乾き” 加舎白雄 ”猶暑し箕(す)干の魚にはこび雨” 加舎白雄 ”みな子なり霊まつ門に草箒” 加舎白雄 ”蟹の目の巌間に窪む極暑かな” 泉鏡花 ”稲妻やをりをり見ゆる瀧の底” 夏目漱石 ”無人島の天子とならば涼しかろ” 夏目漱石 ”夕立にうたるる鯉のかしらかな” 正岡子規 ”闇なれば衣まとふ間の裸かな” 高浜虚子 ”蓮咲くや桶屋の露地の行きどまり” 久保田万太郎 ”蝶の舌ゼンマイに似る暑さかな” 芥川龍之介 ”松かげに鶏はらばへる暑さかな” 芥川龍之介 ”帰省子に夜々の月あり川堤” 水原秋桜子 ”打水のころがる玉をみて通る” 飯田蛇笏