入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡近隣地・八幡木2-9-16他地点の遺物出土 調査期日 平成7年9月4・5日 三ッ和遺跡の西側に近接する自然堤防に立地し埋蔵文化財が予想されたため、試掘を行いました、対象地は多く攪乱を受けており、攪乱を免れていた井…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・三ッ和1-27-9他地点調査 調査期間 平成10年10月19日~11月6日 第1号住居跡は小型で、古墳時代前期から中期にかけてのもです、井戸跡は平安時代前期のもので、井戸底からは曲げ物底板、えぐり物のひしゃくと…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・三ッ和3-16-1地点調査 調査期間 平成8年5月28日~6月3日 遺構確認面の状況としては、後世の耕作痕が残るが、土坑が検出されました、特に大型の土坑からは焼土に混じり7世紀末から8世紀前葉の東海産須恵器の破…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・三ッ和2-14-3他地点調査 調査期間 平成8年3月13日~3月25日 上幅1~1、8m、底幅50~70cmの西溝と北溝、コーナー部分を検出しました、東溝は攪乱して見出せず、南、西溝は調査区外へ延びています、大…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・三ッ和3-8-18地点調査 調査期間 平成6年12月19日~12月24日 この調査では、周溝跡1基、掘立柱建物跡4棟分の掘り方、土坑2基、小穴10基が検出されました、第1号周溝跡は、古墳時代前期の方形周溝跡と考…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・八幡木2-6-5地点調査 調査期間 平成6年5月13日~5月25日 発掘区の大部分は攪乱をうけています、第1号方形周溝跡は、高杯形土器、台付甕形土器の年代から古墳時代前期に収まりますが、墓と断定することはできな…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・八幡木2-5-6地点調査 調査期間 平成5年11月8日~11月19日 古墳時代前期から中期の大型の周溝跡は、二重縁壷形土器、坩形土器などの出土から周溝墓と断定でき、平面形については前方後方形とも推察できます、出…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第10次調査・八幡木1-23の一部地点 中世の鎌倉・室町時代の遺構と遺物はかなりあります、第1・2・3・6号溝跡、第1・3・4・6号井戸跡、第1・2号特殊土坑が、中世のものです、第1号溝跡と第2号溝跡、第1号井…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第10次調査・八幡木1-23の一部地点 明確に、奈良平安時代のものと判断される遺構は少ないようです、第7号溝跡は、調査区中心部を南北に延び上幅が1mで深さ30cmと浅い溝跡で、10世紀のものと考えられます、その…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第10次調査・八幡木1-23の一部地点 調査期間 平成2年7月23日~11月26日 この調査では、古墳時代前期、鎌倉・室町、近世の遺構と遺物が認められました、古墳時代前期の遺構として、第1号住居跡と第10号溝跡が…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第9次調査・三ッ和2-17の一部地点 今回の調査区の北部の溝跡は直線的で、南部の溝跡は曲線的であるという特徴があります、これらの溝跡は、区画溝か排水溝かその性格は不明です、なお、15号溝跡には焼土が集中していた…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第9次調査・三ッ和2-17の一部地点 古墳時代前期の完形甕は第9号土坑から出土しています、土坑の形状は上部の一端がやや丸みを帯び、上部が若干広がる直方体を呈し、底部は平らで60×90cm、深さ100cmほどです、…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第9次調査・三ッ和2-17の一部地点 調査期間 平成元年7月21日~11月10日 この調査地は、昭和61年に実施した三ッ和遺跡第6次調査地に北接する地点です、古墳時代前期の無傷の完形甕が土坑から出土した他、従来、…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第8次調査・旧三ッ和3315-16地点(現三ッ和2-34の一部) 近世の遺物を出土した土坑も多くあります、特に第29号土坑からは、各種の陶磁器・焙烙の他鉄製品や銅製品、更に、櫛など多種類の遺物が出土しています こ…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第8次調査・旧三ッ和3315-16地点(現三ッ和2-34の一部) 古墳時代前期の遺構として、住居跡1軒と7本の溝跡があります、住居跡は調査区の西端で遺構の東南端の一部だけが確認されるものですが、後世の溝や土坑に…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第8次調査・旧三ッ和3315-16地点(現三ッ和2-34の一部) 調査期間 昭和63年7月20日~9月10日 この調査で検出された遺構と遺物は、平安時代の第2号井戸跡が1基ありますが、その主な時代は古墳時代前期と…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第7次調査・三ッ和3280地点(現三ッ和2-19の一部) 調査された小穴の中に、中世の掘立柱建物跡と考えられるものがあります、柱穴の深さは均一ではないが、規格的な小穴配置が見られ、規格は2間×2間で、梁行の間隔は…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第7次調査・三ッ和3280地点(現三ッ和2-19の一部) 平安時代の遺構は、第2号井戸跡に切られる第2号溝跡と第4号井戸跡が考えられます、第2号溝跡は、深さ30~40cmで上幅が1~1、5mで、調査区をクランク…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡第7次調査・三ッ和3280地点(現三ッ和2-19の一部) 調査期間 昭和62年7月20日から9月15日 この調査で、時代が明確である遺構は、古墳時代前期の第4b号溝で、古墳時代前期の台付甕・広口壷・高杯・器台などが…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・第3次調査(八幡木871他地点)及び八幡木1-18-10地点調査 平安時代(主として9世紀)の遺物、遺構としては、第2号井戸跡があります、この井戸跡は直径が2mで断面が中膨らみの形状で、その断面形は、側壁の崩…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・第3次調査(八幡木871他地点)及び八幡木1-18-10地点調査 古墳時代前期の遺構は竪穴住居跡2軒が近接して検出されました、第1号住居跡は、やや東に20度傾いた南北軸で、規模は7、2×5,8m、深さは15cm…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・第3次調査(八幡木871他地点)及び八幡木1-18-10地点調査 この調査では、古墳時代前期と平安時代の遺構、遺物が確認されました

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・第3次調査(八幡木871他地点)及び八幡木1-18-10地点調査 ちょっと、廻り道をしましたが、三ッ和遺跡調査にもどります、調査地点の近景です 第3次・八幡木871・872地点(現八幡木1-18の一部)調査は …

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鳩ケ谷の古を考える ー鳩ケ谷付近の地形および河川の流路変遷・続々ー 荒川は、江戸時代の寛永6(1629)年に熊谷から開削した河川により南の吉野川につながれ、その下流の川越で入間川に合流して再び荒川低地を流れるようになり、さらに、大正12年に…

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鳩ケ谷の古を考える ー鳩ケ谷付近の地形および河川の流路変遷・続ー 荒川低地と中川低地の名称は、両河川によって形成されたことを意味するものでなく、近世以降の河川改修などを経て、現在、両低地を流れる代表的な河川の名称を冠したものです、現荒川低地…

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鳩ケ谷の古を考える ー 鳩ケ谷付近の地形および河川の流路変遷ー 調べ残した三ッ和遺跡の諸地点の説明をするつもりでしたが、付近の地形、河川の流路変遷を示す良い資料、図が見つかりましたので、それを先にします(これについては、かなり以前に何回か説明…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・第3次(八幡木871他地点)及び八幡木1-18-10地点調査 三ッ和遺跡の調査は、昭和55年より続けられて、今日に至っています、その結果、八幡木1~2丁目地域で今から1700年前の古墳時代前期に大きなムラがあ…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・八幡木1-19-4地点調査 <自然堤防の成り立ち過程・続> 一方、今回の調査地の北北西180mに位置する第5次調査地点(図5番)では、自然堤防の黄褐色土(地山)直上で、後期の注口式土器が原位置を保って検出されてい…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・八幡木1-19-4地点調査 <自然堤防の成り立ち過程> 調査地中央を等高線に直行して、西から東に80cmの深さで排水溝が掘削されています、その断面には、黄褐色の地山の間に左下がりに堆積した砂層が幾重にも重なってい…

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鳩ケ谷の古を考える 三ッ和遺跡・八幡木1-19-4地点調査 今日までの三ッ和遺跡調査概要③です 概要の【13】にあるように、平成5年度調査では古墳時代前期の四隅を切る形状の方形周溝墓1基、奈良、平安時代の溝跡、小穴列群などを検出し、古墳時代前…