入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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鳩ケ谷の古を考える

三ッ和遺跡・八幡木1-19-4地点調査

<自然堤防の成り立ち過程>

調査地中央を等高線に直行して、西から東に80cmの深さで排水溝が掘削されています、その断面には、黄褐色の地山の間に左下がりに堆積した砂層が幾重にも重なっています、この砂層は、標高がわずかながら高い西側では水平に対して左下がりで25度の角度で高密度に、中間地点では15度でやや蜜に、その東の端ではほぼ水平に数層が堆積しています

これは、 旧入間川の川筋が西から東へ移り、これに伴いこれを追うように自然堤防が形成されていった様子を示していると考えられます、西から東へ、初めは急角度で急速に、後に次第にゆるやかな角度でその速度も下げながら土砂を堆積させていった過程が推測されます、旧入間川の川底は、初めは深く岸は急で、次第に浅くゆるやかになっていったと思われます