入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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鳩ケ谷の古を考える

三ッ和遺跡第10次調査・八幡木1-23の一部地点

調査期間  平成2年7月23日~11月26日

この調査では、古墳時代前期、鎌倉・室町、近世の遺構と遺物が認められました、古墳時代前期の遺構として、第1号住居跡と第10号溝跡があります、第1号住居跡は規模が3、5×3、0mで床面に炭化材が残存しており焼失住居の可能性があります、また、上幅4mに及ぶ第10号大溝が調査区の西端に検出されました、この大溝からの古墳時代前期の遺物は総重量23kgと多く、殆どが破片であるが器種は豊富です、古代から中世の遺物が若干出土しているが、この大溝内に存在する遺跡や井戸跡に伴う遺物や紛れ込みと判断されます、いずれも、平面的にも垂直的にも平均的に分布しており、溝が埋没するまで連続的に投棄されたような状況で出土しました