入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

学び合い 〔仲間募集〕 ℡ 048-432-1433

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる

<稲作の始まりとつたわり>

ー 稲作渡来民と舟・続 -

前述したように、長崎から沖縄さらには中国大陸沿海の諸地方から東南アジアでみられる「龍舟競漕」では春の祭りの時に、大勢の漕ぎ手が短い櫂を持って乗り込んで競技をします、これは、「諸手船」という名称の由来と考えられています、現在、日本の「諸手船」として一番由緒、いわれのあるのは島根半島の東のの突端の美保神社でしょう、美保神社には、日本在来のえぐり舟系の「諸手船」(前後のそりが殆どなく外洋の船としては耐波性に欠けている、中世になってから出雲の国の国譲りの神話を再現して作られたらしい)「ソリコ舟」、沖縄の「サバニー」(沖縄本島南部の糸満の漁民の在来の船で、彼らはこれを操って数百キロメートルもの外洋で操業していた、沖縄から島根まで来て操業していたものを、漁民が引き上げる際に、寄贈していったもの)が見られます