入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる

<稲作の始まりとつたわり>

稲作の日本への伝来のルートは、先の図にあるように江南地方(長江下流域とその南の地域)や江淮地域(長江と淮河流域)を出発点としているようです、大別してほぼ三つのルートが考えられるようです

Aは江淮地域から朝鮮南部を経て北部九州に至るルート、Bは長江下流部から直接北部九州と朝鮮半島へのルート、Cは江南(華南)の地域から南の島々(琉球列島・薩南諸島)を経て南九州へのルートです、程度の差はありますが、稲作はこのすべてのルートを経由して伝わったと思われます、そのうちでも、もっとも、主要なルートはAの朝鮮半島南部を経由した道であったようです