入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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俳句つくり 余情

”寒天に流れ落ちたりひとつ星”

”冬ざれのさらしな道を棺ゆく”

※ さらしな道=『更級日記』に書かれてるひとつの場面で千葉県市原市であろうと思われる部分があり、千葉県市原市は市のブランドとして企画演出して、区画整理した中央の大道を”さらしな道”と名づけています

※ 『更級日記』(さらしなにっき / さらしなのにき)は、平安時代中ごろに書かれた回想録、作者は菅原道真の5世孫にあたる菅原孝標の次女菅原孝標女(すがわらのたかすえのむすめ)、母の異母姉は『蜻蛉日記』の作者である藤原道綱母です、作者13歳の寛仁4年(1020年)から、52歳頃の康平2年(1059年)までの約40年間が綴られています

自分のことだけにかまけている間に、友人・知人が一人二人と世を去りました、この歳になるとお互いに避けられないことなのでしょうが、寂しく、悲しいことです

上の句は画業に専心してきた同期生を悼み詠んだものです、下の句は千葉県市原市に住んでいた菅原孝標女を思わせる有能な女性の知人を悼んだものです