#俳句、川柳
”庚申で古道(ふるみち)わかる秋日和” ”庚申と意外な出会い秋晴れる” 今回の俳句の掲載はひとまずこれで終ります、次の掲載は、また、半年後に予定しています、拙句を永らく拝読していただき有難うございました 尚、3~4日記事のアップは休みまして、次は…
”バス時刻地図を調べて秋の道” ”秋の郷古道(ふるみち)語る老爺(ろうや)かな”
”野分あと山は崩れて川あふる” ”つづき来る台風の間の写真撮り”
”野分あと魑魅魍魎(ちみもうりょう)の跋扈(ばっこ)あまた” ”野分あと退廃の膿吹きだしぬ” ※ 野分( 台風やその余波) ※ 魑魅魍魎(ちみもうりょう)(山中と水中の化け物) ※ 跋扈(ばっこ)(のさばりはびこること) ※ あまた(数多い)
”曲解も理解のうちか放屁虫(へひりむし)” ”秋の野に単騎無言の武者の行く” ※ 放屁虫(へひりむし) = 2センチくらいの黄色みを帯びた虫で、危険を感ずると悪臭の強いガスを出す
”秋風の野にたじろぐや武蔵武士” ”風変りただよう落ち葉寄る辺なし”
”それぞれの思いは千々に秋初め” ”夕暮れのカラスなぜ鳴く秋微雨(あきついり)” ※ 秋微雨(あきついり) = 秋の雨
”張り詰めし気力も失せる残暑かな” ”文(ふみ)時候まだ残暑かと問われおり”
”胴上げの秋の諸手(もろて)の歓喜かな” ”若武者ははやる鷹等(ら)を征しおり” 若者等の春からの練習・努力が成果を上げて、素晴らしい光景となりました、なにか嬉しく、勇気づけられる気がします
”明け方の寝耳に水の秋出水” "ままならぬ野分進路と生き方と"
”厨房に蜂も逃げ込む初あらし” ”あれこれと異なことばかり初あらし”
”墓参り謝罪の機会ついになし” ”目当てなき秋たそがれの同期会” ”飲み方は生き方にあり秋の宵”
”ゆでカエル少し泡立つも動きなし” ”デバイトは棒にかからぬところてん” ”台風とデジタル音痴迷走す”
”蝉の声全生涯のしめくくり” ”踊りの輪入りたくもありたくもなし” ”トンボ釣り畦に残りし友もいて”
”カヌー競技朝の暑さを吹き払う” ”朝雷雨雲の行き来を案ずかな” ”遠雷やおやじの昼寝やぶりおり”
”雲の峰幾つ崩れて湧きいでて” ”湧きあがる雲の峰向き土集む” ”八月や歓喜無念の甲子園” ※ 雲の峰 = 入道雲
”空蝉やそこで止まるは退化なり” ”マンモスの沈み行くかな夏の潮” ”土用波まどう鯨を打ち上げり” ”過ぎし日のかみしも脱げぬ夕涼み”
”やるせなき気だるさの日々半夏生” ”暗き雲雨の降るらし風涼し” ”涼風が困惑をややしずめおり” ※ 半夏生(はんげしょう) = 夏至から十一日目、七月二日ごろにあたる、別に半夏生という草もある
”なめてみて初めて会得梅の漬け” ”体裁と怠惰の果ての冷とうふ”
”戸惑いのひき蛙まだ出でずかな” ”早き世の変わりにひきは動けずか” ”強風に行ったり来たりのあめんぼう” ※ ひき=ひき蛙(蟇蛙)
”引きずりて投げ打ち走り夏過ぎる” ”シートノックのようにはいかず夏終わる” 夏の高校野球選手権大会(甲子園)を目指しての埼玉県の予選1回戦を見に行った時の光景です、過疎に近い在の高校が試合をしていました、一人の有能な選手がやっとメンバーを集め…
”晴天を白き朝顔ひとり占め” ”朝顔の支柱継ぎ足す雨上がり” ”くすりやのハイビスカスの生気かな”
”あじさいに新サイクルの少女かな” ”あじさいは人を待たずに散りにけり” ”訃報来てすぐ月下美人咲きにけり” 歳を重ねると、訃報が多くなります、自分よりひと周り下の女性でしたので、その麗しい姿は順としては自分の意識のあるうちは愛でられると思っていた…
”考えもちと変わるかとすだれつる” ”五月晴れ画像整理も気はそぞろ” 最近はブログの記事は画像を主にして投稿していますので、写真撮りが忙しく、天気の良い日はなるべく外出して、写真を撮っています、従って、おのずとその編集・整理にも追われます、どう…
”黒南風(クロハエ)や空魚が飛び鳥の落つ” ”五月闇 IT デバイト壁厚し” ※ 黒南風(クロハエ)=梅雨に入るころ吹く南風、空が暗くなるので黒南風という
”五月闇まさかまさかの世の移り” ”五月闇視界かすめるカラスかな”
”あらゆるが泡沫となる卯浪かな” ”水変わり山椒魚は永らえず” ITの進化の早さは、社会を急激に変化させるようです
”帽子なき薄き頭の日焼けかな” ”母の日のおもちゃと決まる贈り物”
”更衣コーヒーの冷温問われおり” ”更衣OS騒動始末して” ”愛着の帽子ほかさる五月かな” 古びた帽子でも思い出があります
”吹く風に腰たわませて青柳” ”里山や春らんまんの農の庭”