入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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”夢まぼろしのような蕨駅前のダンスホール・昭和10年”-8

蕨市立歴史民俗資料館 紀要 第7号より

「シャンクレール」の特徴の一つに、バンドによる生演奏がありましたが、当時は出演するバンドとは半年契約が普通でした、「シャンクレール」にはどのようなバンドが出演していたかを『東京日々新聞』掲載の広告からみてみると次のようです

「ヒロカレジャン」・・・昭和10年4月

「東バンド」・・・・・・昭和11年2月

「南里バンド」・・・・・昭和11年3月

「ベンチャン(斉藤広義)バンド・・昭和11年9月

「デックミネ」・・・・・昭和11年12月

「小泉幸雄トリオ」・・・昭和12年3月

「ジョージ伊川とその一行」・・・・昭和12年8月

「東山鈴木バンド」・・・昭和12年8月

いずれも当時は有名な音楽家たちばかりですが、流行歌手でもあったディック・ミネの場合は、バンドメンバーに外人がいたこともあって、その出演料はかなりの高額であったとのことです、また、トランペッターとしても有名な南里文雄は、こののち満州に渡り、大連にあった「ペロケダンスホール」を中心に活躍しています(註27)