2012-01-18 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 ”夢まぼろしのような蕨駅前のダンスホール・昭和10年”-14 蕨市立歴史民俗資料館 紀要 第7号より 開場以来、順調なすべり出しをみせていた「シャンクレール」は翌11年に入ると、世間の評判とは別に種々の問題が起きています 5月・・・学生入場と酒提供につき始末書提出(註34) 7月・・・①学生入場などにつき1週間の営業停止(註35)、 ②「シャンクレール」元支配人森氏が、「シャンクレール」への恐喝で検挙される(註36) 9月・・・酒類提供販売につき2週間の営業停止(註37) 11月・・「シャンクレール」支配人の丹羽氏が背任・横領・傷害で検挙される(註38) などの不始末や当局側の締付けが厳しくなったこともあり、経営者の河野静は「シャンクレール」の経営をあきらめ、昭和12年4月に、川口ダンスホール「バル・タバラン」(旧川口会館)経営者の富山嘉一郎氏に売却しています(註39)