2012-01-17 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 ”夢まぼろしのような蕨駅前のダンスホール・昭和10年”-13 蕨市立歴史民俗資料館 紀要 第7号より 蕨で営業開始したころの「シャンクレール」は、東京に比べ取締りがゆるく、夜遅くまで営業できたこと、お酒が飲めたこと、学生達が入場しやすかったことなどから、東京より多くの人々が来場し、駅前から「シャンクレール」までの間に屋台が出るなど、非常に盛況でした 歌手の淡谷のり子をはじめとしてプロボクサーのピストン堀口や、徳田秋声、高見順、菊池寛、久米正雄などの作家たちが蕨通いをしたのもこの頃のことです(註32) さらに昭和10年7月には、久米正雄原作、新興キネマと高田プロダクションの共同製作・配給、高田稔・山路ふみ子出演映画「龍涎香」のロケ現場ともなっており、当時としては非常に珍しいことから、新聞でも写真入りで報じています(註33)