2010-03-06 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 考古学で読む「日本書紀」 ”武蔵国造の乱”(大田区立郷土博物館編)より [1] 「『日本書紀』巻一八、安閑天皇元年(534)の条には、『武蔵国造笠原直使主と同族小杵が国造の地位を相争い・・・・』と始まる、一般に『武蔵国造の乱』と呼ばれる記事が掲載されています」 「この記事の信憑性については、明確な答えが出ているとはいえません、しかし、古墳とその出土資料を中心とする考古学研究の成果から、この内容を史実として裏付けようとする見解も出されています、従って、当時の東国(関東地方)の政治情勢や文化を考えるにあたり、欠かすことのできない史料ということができます」 その意味で、標記の報告書は重厚で、立派で、素晴らしいものと思えますので、この報告書をもとに「古代の武蔵」の様子を探っていきます