入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

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縄文海進から縄文海退へ

氷期が終わり徐々に温暖化すると共に、古期利根川は融氷雪水を加えて膨大な水量を流していましたが、それと共に多量の土砂を運び、それを下流に堆積し急激に地層を形成し、海を退けてゆきました、又、約5000年前から4500年前にあった急速な寒冷化(現在より1~2度低い)も加わり、海面が下がりました<縄文海退>

古期利根川は時代の経過と共に、次第に加須低地への流入を強め、約2000年前の弥生時代には古期荒川と共に荒川低地を殆ど流れていなかったようです、わずかに古期入間川がその水系を保っていたようです

古期入間川は、かっては、最終氷期から縄文後期にいたるまで荒川低地を流れていた古期利根川の1支流にすぎなっかたのですが、弥生時代に入り古期利根川、古期荒川が加須低地に移動してからは古期入間川が荒川低地を流れる河川の主となったのでしょう、古期入間川は地理的位置からも東の加須低地へ移動するわけにもいかず、荒川低地に流路をとらざるをえなかったようです