入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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俳句つくり 余情

”くちばしに磁石ありしか梅雨の鷺”

”梅雨の池波紋めぐりて亀の首”

二句とも用水とその溜りの小池での写生句です、自分のテリトリーを守り、小魚を口にした鷺は小魚を口先から落とさずに、上手に向きを変えたりして呑みこみます、まるで磁石があるようです

また、直径3mほどの池では、波紋が静かに大きく円を描いてゆっくりと回っていました、じっと見ていると、時々、小さな頭・首(たぶん、亀かすっぽんでしょう)を水面から出して周りを眺めているのか、息をついでいるのか、テリトリーを守っているのか、餌さを捜しているのか、よく自分にはわかりませんが

いずれにしても、鷺にしても亀にしても梅雨を迎え、自分のいのちをつなぐのに懸命なのでしょう