2012-02-01 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 《戸田の遺跡》 ◇南原(高知原=たかちぱら)遺跡第1次発掘調査ー⑤ (4) 円筒埴輪 周掘内からは多数の円筒埴輪が出土していますが、形状を完全に知ることの出来るものは皆無です (5) 形象埴輪 周掘内出土の形象埴輪の主なものは人物埴輪2体ですが、その他、靭形埴輪の一部などが出土しています 人物埴輪は男子埴輪頭部で、高さ26.5cmです、顔面の輪郭は面長で長方筒形をていしています、眉と鼻は貼り付けたものですが、よく整形されています、目、口は大きく、頭には帽子を覆って髪はミズラに結っています、頸には直径1.3cmの玉をつけています、胎土には若干の微砂を含んでいますが、焼成もよく比較的整形の整った出来の良い埴輪です、色調は赤褐色を呈しています この他に人物埴輪の顔面の一部、島田、手等の各部分及び器材埴輪の破片が出土しています