2012-05-12 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 古地図で見る川口・鳩ヶ谷の歴史 安行・新郷地域の変遷－３ 安行・新郷地域の北西部は大宮台地の鳩ヶ谷支台の南端にあたり、東部と南部は荒川低地と中川流域の中川低地に挟まれた低地が広がっています、標高は北部の台地で高く１０～２０ｍ、南部の低地で３～６ｍ程度です、縄文海進期（約６０００年前）には大宮台地より標高の低い地域は海でした 台地上では縄文時代から先人たちの営みが行われていました、大宮台地にはいくつかの貝塚がありますが、新郷地区の東貝塚には新郷貝塚があります、水産の貝を主体とした主淡貝塚で、谷を囲むように３ヵ所の貝塚からなっています、現在は新郷若宮公園として整備されています 新郷地区と東京都足立区の境界となっている毛長川①に沿い自然堤防や後背湿地が見られます、この河道はかつて古入間川が流れていたとされており、当時の運搬堆積作用の跡を示しています 自然環境に対する人為的な働きかけは、米の生産を増やすために江戸時代から進められていました、見沼代用水東縁の開設と新田開発がその代表です
