入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

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古地図で見る川口・鳩ヶ谷の歴史

神根地域の変遷ー3

神根(かみね)地域は川口の北部に位置し、南を鳩ヶ谷市、北をさいたま市に接する地域です、県立武南自然公園の一部に属し、赤山陣屋跡①や市立グリーンセンター②などがあり、緑に恵まれた地域です、その東部約4分の3は台地が発達し、残りの西部4分の1に低地が広がっています

台地部は大宮台地の南端にあたり、鳩ヶ谷支台と呼ばれます、台地の標高は鳩ヶ谷バス車庫のある西新井宿の南原③付近が20~22mで、川口市域で最も高い地域です、ここから北へかけての西新井宿④・新井宿付近⑤と、見沼代用水左岸の木曽呂の台地部⑥及び神戸(ごうど)⑦付近が18~20m、その他は15m前後です

台地周縁部には浸食による開折谷が複雑に入り込み、起伏に富んだ地形をかたち作っています、開折谷の底部の標高はグリーンセンター北方と赤芝新田⑧の北部付近の低い所で4~6m、そのほかは6~8mです、台地は表土の下が赤土(関東ローム層)に覆われています、開折谷の谷津は「すくも」という真菰(まこも)などが堆積した土壌の低湿地です