2009-04-15 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 鳩ケ谷の古を考える 37・里字屋敷添第3遺跡①里深町1605他地点調査 調査期間 平成7年12月11日~8年3月26日 A区では、大小の溝、井戸跡、土坑、ピットなどが検出されています、このうち直角に曲がり調査区域外に延びるSD15からは中世の常滑窯陶器などが出土しています、この溝は敷地を区切る区画溝と思われ、中世の館などの存在も推定されます B区では、大溝2条、小溝3条、方形の土坑1基が検出されました、上幅が5mを超えるが深度が浅い幅広のSD201からは天目茶碗を含む中世陶磁器が出土しました、底部には10条以上の小溝を掘った痕跡があり、鋤跡が明瞭に認められました 調査地は、水田として利用されていましたが、この調査により、A区は、近世あるいはそれ以前の新田開発のため自然堤防を削平して水田としたことが推察されます