2009-08-28 俳句つくり 余情 俳句 #俳句、川柳 昨年末の心臓血管カテーテル手術後の経過は良好で、安穏な体調を維持していますが、自分の血統は心臓疾患による他界が多く、父は8月、長兄は2月に亡くなっています、(もっとも、カテーテルはありませんでしたが)ひどい暑さ寒さがこの病にはよくないようですので、自分も術後1年間は自重し、冬、夏を特に注意して過ごしました、夏は以前から好きでありませんでしたので、今夏は更に自重しなるべく外出を避けて過ごしました、そのためか、俳句つくりは進みました ”ほめあげてもう1個せしむメロンかな” ”指定さる梅酒買出し往生す” 酒、ビール、焼酎、ウイスキーの銘柄などは永年の左利きから、すぐに判るのですが、梅酒は求めた経験がなく、妻に指定されたものを探しだすのに苦労しました ”皮膚医者の繁盛するや長き梅雨” 梅雨が長いと皮膚病を患う人が多くなることを初めて知りました ”いかずちや老いの終いの駆け回り” いかずち=雷、雷鳴 ”夜の雨鉢の葉うらに蝉宿り” ”薄明や蝉の羽だけが縁の先” ”黒揚げ羽上がりかまちにとどまれり” 実景も良いのですが、”黒上げ羽”を昔知り合った女性に置き換えると、艶っぽくなりますが ”涼しきや耳毛つかみえぬきし時” ”胸張りて稲穂の波へ銀の盾” 今年の夏の高校野球は花巻東、日本文理などの試合を最後まであきらめない姿勢に感動させられました、特に決勝戦の新潟の粘りは熱い血潮を感じさせ、青春を思い出させました、それを記事とした朝日新聞スポーツ欄の言葉も秀逸でしたので、拝借して句としました ”秋風や旧型マシンとろとろと” 吹きはじめた秋の風を感じながら、昔使った98マシンを(まだ使えます)を動かしていると、なんとも動きが遅く、イライラと懐かしさの情が交差します、どうやら世の状勢も同じものを感じますが