2009-08-28 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 川口の古を考える 宮合(みやあい)貝塚遺跡第3次調査 [2] 大字西立野字宮合1043~1105-2地点 この発掘調査区は、先に2回にわたり調査された地点の北東部の東約30mに位置します、台地鞍部が傾斜をはじめ北の低湿地に落ち込むその沿縁部にあたります、先の発掘調査では、19基の土坑、小規模な地点貝塚5基、溝1条が検出されています 今回の調査区においては、溝に相当する遺構は検出されていません、先の調査では、一次居住空間中周縁的要素を示すものとして地点貝塚がありましたが、今回はそれに該当するものとして土器溜りが検出されています、ともに、日常性格の中で不要となった物質の廃棄の跡としてとらえることができ、中心から一定の距離をおいた空間にあります、他に主となる遺構は、4基の住居址、土坑、ピット列です