2009-08-29 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 川口の古を考える 宮合(みやあい)貝塚遺跡第3次調査 [3] 大字西立野字宮合1043-1105-2地点 この調査で検出された遺構の中に、4基の住居址があります、その中でも4号住居址が検出状況が最も良く、大型の柱穴を伴う入り口部も2基確認され、大規模な上屋構造を持つ特殊な家屋の可能性も考えられます 4号住居址は北側は調査区域外になるものの、東西約700cm、南北推定800cmの長方形を呈しています、主柱穴は周溝の中に8基確認され、開口部の規模は小型ながら深く、検出状態は良好です、また、主軸に沿って南側から対になった大型柱穴が入り口様に設定され、その延長上に土坑と炉が直列しています、炉は地床炉の形態をもち、掘り方は約5.0cmと浅いものです、入り口の部分は西辺にも見られますが、4辺全てにあるか否かは不明です、床に相当する遺構の検出はありませんでした