2008-12-01 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 ”妙なものもみじ病舎の朝のめし” 病院の窓越しに紅葉をみながら、朝食をとることを経験するとは、ちょっと複雑な心境でした ”内外(うちそと)のもみじ黄葉散るまいと” 外では紅葉、黄葉が真っ盛りでしたが、内では高年者等が病と闘い、その克服に懸命でした ”小春日の板の鯉には時おそし” 手術の日は時間がやたら長く感じ、早くやって欲しいとイライラしていました、結果は神のみぞ知る、もう自分の意思ではどうしようもないのだから、早く時が過ぎてほしいと思っていました 10~11月の自分の好きな名句です ”紛(まぎ)るべき物音絶えて鉢叩” 三浦樗良 ”木枯らしや地びたに暮るる辻諷(うたい)” 小林一茶 ”木枯らしやすぐに落ちつく水の月” 加賀千代女 ”此うへは白きものとてしぐれけり” 加賀千代女 ”茎漬けや妻なき住むを問ふおうな” 炭太祇 ”傘(からかさ)の上は月夜のしぐれかな” 黒柳召波 ”怪談の後(うしろ)更け行く夜寒哉” 黒柳召波 ”水落ちて田面をはしる鼠かな” 釈蝶夢 ”あしおともきえて時雨の又寝かな” 坂本朱拙 ”つつみかねて月とり落とすしぐれかな” 坪井杜国 ”世にふるもさらに時雨の宿り哉” 飯尾宗祇