2008-10-25 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 ”山肌を伝うスリルや谷紅葉” 新聞記事からの句です、山岳地方ではもう紅葉が盛りのようです ”句を選ぶ眼をいやすかな秋の空” 自分の手もとには、今迄に読んだ俳句の資料が一応整理してあり、その中から季節にあった句を選びだして、アップしています、その作業はかなり頭の体操になり、眼がつかれます、そんな折には窓を開け、外の景色を見るのですが、昨今の空は抜けるように澄み上がり、頭も眼もリフレッシュされ癒されます 9~10月の自分の好きな名句です ”客観のコーヒー主観の新酒かな” 寺田寅彦 ”まんじゅしゃげ昔おいらん泣きました” 渡辺白泉 ”霧みじんたちまち珠となりにけり” 川端芽舎 ”つきぬけて天上の紺曼珠沙華” 山口誓子 ”蓑虫にならねばぶらりともできず” 鷹羽狩行 ”りんごの木ゆさぶりやまず逢いたきとき” 寺山修司 ”雁なくや夜ごとつめたき膝がしら” 桂のぶ子 ”象の眼は瞑想リンゴ食むときも” 和田知子 ”胸もとへ闇ゆるやかに秋袷” 坂巻純子 ”吊柿鳥に顎なき夕べかな” 飯島晴子 ”夜仕事や白衣の染みもこだわらず” 小野亜津子 ”湯上りの柔らかに指蜜柑むく” 小寺敬子 ”単線の鉄路押し上げ曼珠沙華” 杉山とし