2008-10-23 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 気分を変えて俳句にします サブプライムローン問題によるアメリカ発の金融危機が発生し、世界の経済、社会は混乱を極め、それに対して自分の頭脳を調整するために、なかなか俳句モードにならず、うまく句作が進みませんでした、駄作ばかりですが、なんとか作りました ”秋めいて邪魔くさくなる扇風機” ”夕なぎて虫があるじの庵の庭” 粗末な手造りのセカンドハウスを海浜に持っていますが、気分転換とメインテナンスを兼ねて時々行っています、庭の草刈りを終わり、ひとり周囲の草木を見ながら酒食をしている時の光景です、夕なぎで風がとまると、虫の声がいっせいに始まりました、静寂で優雅なひとときでした 9~10月の自分の好きな名句です ”この道や行く人なしに秋の暮” 松尾芭蕉 ”野ざらしを心に風のしむ身かな” 松尾芭蕉 ”猿を聞く捨て子に秋の風いかに” 松尾芭蕉 ”山は暮れて野は黄昏の薄かな” 与謝蕪村 ”門を出れば我も行く人秋の暮” 与謝蕪村 ”一行の雁や端山に月を印す” 与謝蕪村 ”声かれて猿の歯白し峰の月” 榎本其角 ”身にしむや宵暁の舟じめり” 榎本其角 ”故郷も今はかり寝や渡鳥” 向井去来 ”君が手もまじるなるべし花すすき” 向井去来 ”木犀の昼は醒めたる香炉かな” 服部嵐雪 ”鶏頭の昼をうつすやぬり枕” 内藤丈草 ”かりがねの重なり落ちる山辺かな” 三浦樗良