入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

学び合い 〔仲間募集〕 ℡ 048-432-1433

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

米作りの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる

<稲作の始まりとつたわり>

ー 各地の稲作遺跡・続 -

関東地方については、地元、戸田、川口、鳩ケ谷の弥生時代の遺跡とあわせて、後で、考えることにします

東北地方では、1982年に青森県垂柳遺跡で水田遺構が発見され、続いて、1986年に津軽平野弘前市の砂沢遺跡で水田跡が発見されています、これは、岩木川の左岸の舌状の微高地の東端部にあります、岩木川十三湖という潟に注いでから日本海に通じています、そこでは、遠賀川系土器が認められます、西日本で始まった稲作が同様な土器をともなって日本海沿いに青森まで伝わったことを示しています、東北地方では20遺跡ほどで遠賀川系土器が認められています、日本海沿岸、岩木川流域、新井田川馬淵川流域、阿賀野川流域、仙台平野で認められます、ただし、青森県の稲作はその後永らく中断されました