2008-09-04 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #埼玉県 米づくりの技術をもたらした人々・弥生人について考えてみる <稲作の始まりとつたわり> ー 各地の稲作遺跡・続 - 近畿地方では、1988年までに、籾痕土器や炭化米などから40例ほどの水田遺跡が知られています、兵庫県伊丹市の口酒井遺跡からは突帯文(滋賀里Ⅳ式)土器と籾痕土器、籾殻、炭化米、磨製石包丁などが出土しています、また、淀川を遡ったところの右岸にある大阪府茨木市の牟礼遺跡からは、水田状の遺構と井堰、取水路などがみられるようです、この他にも、弥生前期の水田址は近畿地方で数例があり、その多くは大阪湾沿岸で古代の河内潟の南岸である東大阪、八尾市辺りに集中しているようです、河内潟というのは、今の大阪城などのある台地の東側にありました、淀川や木津川などが流れ込む広大な水域であったようです