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赤山陣屋遺跡・川口・まとめ

第２次調査で出土した最も古い土器は、縄文後期の称名寺式期のもので、その大部分は東側台地西側辺縁部の住居地の一帯から出土しています、このことはこの時期の生活の中心が台地縁辺とはいえ、台地上にあったことを示しています、直下の西側低湿地の地すべり堆積上には、唯一、ウメガメの他は該当する遺構は何も検出されず、生活の中心となる場は住居が全てで、集落に全てが集中しています

従ってこの集落の集中度が許される限界を超えた時、集落は移動するか、分散しなければならなくなります、そして、時代と共に台地中央部から辺縁部に、次第に移行し、低地を生活の場として積極的にとり入れようとしたようです、埋没面に埋められたウメガメが、それを示しているのでしょう