俳句つくり 余情
”蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る”の資料を色々整理しPCでチェックしたりして、集中している時に何か窓のほうで、カサッと音がしました。その時はカーテンが何かに触ったのかなと思い無視して仕事を続けました。
ひと息いれて、ふと窓際をみますと、大きな蝉がひっくり返って、少し足を動かしていました。もう夏も終わりで、余命もあまりないその短い一生のはかなさを感じました。
”カサッとして瀕死の蝉の飛びこみぬ”
ちょっと、不憫に思い、そーと捕まえて、ベランダの鉢植えの泥のところに置いてやりました。
夕方、蝉がどうなっているか見にいきましたが、その姿はありませんでした。又、命永らえて、どこかへ飛んでいったのか、生物連鎖の一環として、何かの餌になったのか、少し寂しく哀れを感じました。
"鉢植えの九死の蝉は何処やら”