入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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俳句作り 余情

4年位前から、俳句は年におよそ200句程作ってきました。7~8句まとまると、自分のホームページ
IRIKURA HOME PAGE http://www.geocities.jp/irikurahp/に月2回の更新で発表しています。(ホームページは新企画もあり、近々、大巾なリニュアールを予定しています)

この所時間も出来、ブログという便利なツールもあり、もう少し細かく作った時の状況、心境、まとめる
過程などを述べても良いのではないかと思うようになりましたので、1~2句出来次第、ここで書き述べることにします。

   ”古種は子の呼びかけで芽ふくかな"

これは朝日新聞の「ひととき」というコラムに載っていた話がちょっといい話でしたので、ほろりとして作りました。30年前の娘さんの小学1年時のアサガオ観察日記と一緒に5個の種が見つかり、それを孫娘と発芽は無理と思いつつ、まき、周りの者も無理だろうといったところ「おばちゃん、優しい言葉をかけてあげると芽がでるのよ」といったそうです。
その後、ひと月がたち諦めかけていた矢先に芽が出、次々と5本出たそうです。皆で命の神秘さ、力強さに感動したそうです。
自分も感動し、なんとか1句にと思い頭をひねりました。始めは”あさがお”という言葉を句のなかに入れたいと思い色々やりましたが、5-7-5に納らず、諦めて”芽ぶく”という季語を使うことでまとめました。"古種”で読者は”あさがお”以外の種を想像してしまうかもしれませんが、”古種”はこの場合大事なキーワードと思いあえて”あさがお”は避けました。

自分の場合、句作りは80%以上体験、観察などをもとに行いますが、この場合のように他の人の文章、写真、テレビ放送、にヒントを得て作ることもあります。また、季語から入り全くの想像で作ることもあります。