入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨市政 駅西口再開発

さて、当面の重要課題である蕨駅西口再開発問題を考えます。

時代は静かに激しく変化していることは前にも述べました。大量生産、大量消費がだめになり、価値観は多様化へとどんどん進んでいます。画一的企画や、催物では多くの人を集めることは出来なくなっています。有名温泉観光地が衰退してるのがよい例です。物、金、箱、中心の考えでは人は集まらず、蓄えられた知力、感性、英知、センスで感動を与えなければ人は集まりません。

他方、これからの少子化による人口減少はしばらく避けられないでしょう。高年人口は別にして、青壮年の人口を確保し増加させることは各地域にとって最も重要な課題だとおもいます。各地域がその獲得競争になるとおもいます。したがって、各地域が特色のある施策、施設を持つことが必要になります。

しかし、これは合併問題ともからむのですが、狭い地域ごとに、同じような横並びの施設で競い合うのは費用対効果という点で愚かなことです。人々は質の優劣を的確に判断し行政区画を簡単に乗り越えて動きます。まして、蕨市という狭いエリアではこの傾向は強くなります。自分のことで云いにくいのですが、
図書館、スポーツセンターは蕨市以外もかなり利用しています。

したがって、蕨駅西口再開発でも以上のことを充分に考慮にいれるべきです。川口、浦和、戸田駅前の施設をよく見、またすでに蕨市内にあり、利用率の少ない施設は止めるべきです。公民館、多目的ホールは現存の施設で充分であり、むしろ、その運用、利用というソフト面を研究すべきです。

そこで、結論ですが蕨市は当面、若い世帯の子育て支援を強力に行うのがよいとおもいます。駅前に特色ある保育センターを作るのです。蕨市はもちろん、浦和、川口、戸田など他地域からの保育希望も受けいれるのです。法律的に問題があればそれもなんとか解決し、高齢者の子育て支援ボランティアも利用し
質の良い保育センターを目指すのです。

若い人達が、ぜひ蕨周辺に移り住み、子育てしたいという所にするのです。若い生産人口が増えるという事は必ず市の将来の発展につながるとおもいます。