入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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いよいよニュージュエリーメイキングの時代

 乾さんの『ヨーロッパの新宝石のガイド』(アドレスは5月8日書込みのコメントに有り)
 精読しました、たいへん役にたちました、

 遠くヨーロッパアルプスの麓で同じ考えの人がいるのは誠に嬉しいことです、財宝的価値ジュエリー
 から美的価値、使用価値ジュエリーへの革新、全く同感です、しかも、アメリカ、ヨーロッパでも同じ
 傾向とのこと嬉しい限りです、
 
 混沌と長い長い低迷から浮上して、新しい展開の始まりなのだと思います、乞い焦がれ待ちに待った
 本当の意味での美的ジュエリーが受け入れられる時がやっと来たのでしょう、内心うずうずした物
 を感じます、ただその主張に殆ど同意見なのですが、ちょっと異なるところがあるので申し述べます、

 デザイン宝石の研磨はイーダーへ注文するしかないとのことですが、マーケットさえ出来てくれば
 日本の中間輸入業者も気合をいれ、他の産地も開拓し、在庫も置くようになると思います、
 又、今でこそ、甲府の研磨業者は石を磨ることを殆ど止めてしまっていますが、マーケットの目鼻がつ
 けばDNAは依然残っているし、DNAのある、ほんとうはそれをやりたい感性のある若者は潜在して
 いるでしょう、いけるとなれば必ず復活します、

 日本人はこれでいけるとその目標が定まれば、必ず世界マーケットに通じる仕事はできるでしょう、
 その能力は劣っていないでしょう、ただ、早くトレンドの変化を嗅ぎつけて、素早く変化すること
 が下手なだけです、このことはニュージュエリーメイキングへの革新にも云えることです、その
 トレンドがいけるとなれば、日本独特な感性のある個性的なものができるでしょう、そのDNAは
 江戸時代から明治の初期の工芸の世界で充分培われていると思います、
 (永くなりますので、続は又明日にします)