2015-03-26 蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 〔川口の遺跡〕 ◇ 東・上ノ台・道合久保前遺跡-7 国道298号(東京外郭環状道路) 新設工事に伴う埋蔵文化財発掘調査報告書 平成元年 〔遺跡各説・東遺跡②〕 ◇近世 本遺跡の主体となる時期で、17世紀~19世紀にかけての江戸時代の遺構・遺物が確認されています、遺構は建物跡ー5、かまど跡ー1、地下室ー7、土坑ー32、井戸跡ー2などを検出しました 遺物は多量の陶磁器を主体に各種出土しています、全て国産品で、碗、皿、鉢、蓋、甕、徳利、香炉、小物など当時の一般的使用器種です、産地別で見ると有田、波佐見を中心とする肥前系、並びに瀬戸・美濃系のものが中心で、他に唐津、信楽、京焼系のものがみられます また、陶磁器以外の遺物としては、かわらけ・火鉢、内耳焙烙、灯明具などの土器、瓦、土人形・面子などの遊戯・玩具類の土製品、また、臼、砥石、碁石、火打石などの石製品、さらに、煙管、銭貨、農工具類などの各種金属製品など多様性に富んでいます