入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

学び合い 〔仲間募集〕 ℡ 048-432-1433

蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

イメージ 1

《戸田の遺跡》

◇鍛冶谷・新田口遺跡第3次発掘調査-2

鍛冶谷・新田口遺跡は戸田市上戸田5丁目、現在の五差路の交差点の北西に位置します、今回の調査地は第1、2次調査区域の西側及び南西部にあたります、中期入間川(現荒川)の堆積作用によって形成された海抜3~5mのほぼ平坦なところです

土質は砂を含んだシルト質の粘土です、また、旧河道に沿って黄褐色シルト質粘土を基盤とするいくつかの自然堤防が形成されていますが、住宅が密集する現在では、外見上その確認は非常に困難です

現在知られている戸田附近の自然堤防としては、さいたま市内谷あたりから幅約800m、長さ約4kmにわたり、戸田市笹目まで南北に延びているものと、戸田市新曽から非常に不規則な形で喜沢、さらには西川口或いは川口駅附近まで約7kmにわたるものがあり

また隣接する蕨市にも旧中山道に沿って約4kmにわたって続く自然堤防が認められます、本遺跡はこのうち、新曽から喜沢まで続く自然堤防上にあります