入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

古地図で見る川口・鳩ヶ谷の歴史

戸塚・大門地域の変遷-9

戸塚・大門地域は、1889年(明治22年)、近世の各村(例えば戸塚村の場合、戸塚村・西立野村・長造〈蔵)新田・久左衛門新田・藤兵衛新田村)が合併して「戸塚村」を組織しました、差間村・北原村などは大門村に合併しました、その後、1956年(昭和31年)には戸塚(西立野の一部は鳩ヶ谷市に合併)、大門、野田村を合併して美園村を作りました、更に1962年(昭和37年)、戸塚村や大門村の差間⑪や行衛(北原の一部)(23)は美園村を離れて川口市に合併しました

今まで見てきた景観の変化は、綾瀬川①や伝右川⑪沿いの台地と低地とで出来ている村落地域が都市化していく過程ですが、この地域が今後直面する問題と考えられるのは、低地の相対的に進んでいる市街化と台地上の区画整理地域のこれからの市街化の間で、どのようにバランスをとって開発をすすめていくかということでしょう

例えば、区画整理事業が未着工の差間⑪・戸塚④・立山⑫・西立野⑤付近などを見ると、かつての谷津田なども埋め立てられて、密度高く建物が建っています、この傾向は区画整理済みの土地とそうでない土地との価格の違いが要因となっているようです