入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

◇ 蕨の歴史ー27

蕨市域を含めその周辺に弥生文化が到達したのは、紀元前後のことと考えられます 考古学では弥生時代を前期・中期・後期の3時期に区分していますが、弥生時代が600年あるとして、ほぼ200年ずつに3分割できるわけです

前期は紀元前300年から紀元前100年、中期は、それ以後から紀元後100年まで、後期は、それ以後紀元後300年までと大まかにとらえます、南関東の土器型式でみますと、中期は三ヵ木式、須和田式、宮ノ台式土器の時代に分けられます

さいたま市岩槻区南遺跡からは、須和田式土器をもつ竪穴住居跡7基が発見されています、しかし、まだ須和田式の時期は、遺跡はごくまれと云えますが、次の宮ノ台式土器になると旧浦和市域や旧与野市域などで集落として把握されるようになります