入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ヶ谷の古を探る

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◇ 日本のポンペイ黒井峯・西組遺跡ー15

二ッ岳が爆発し黒井峯に軽石が降り始める前後、竪穴内に難を避けるように入り込んだ人間(複数・男女か)は入り口を破って侵入する熱い軽石を防ぐため持っていた鋤と鍬で土間に穴を掘り、その土を軽石にかぶせ防ごうとした、ところが軽石の侵入がつぎつぎにあるため後退を余儀なくなくされ2・3回と奥へ退きつつ穴を掘り続けた

この時、鋤の先端につけられていた鉄の刃は激しい動作で抜けてしまうが、刃無しのまま使用し続け、ついでに身につけていたガラス玉と水晶からなる首飾りと女性の持ち物と考えられる赤色顔料の付着したハマグリの貝殻とハトムギ(袋に入っていたと推定される)を取り捨ててしまっている

この脱出行の人間は最後に住居の壁に穴を開けるが力尽きて1人は土間に脂として残されていた、もう1人は竪穴内に道具もないことから脱出できたと推定される

以上の行動の痕跡が竪穴土間に残されたものです、他の竪穴や平地の建物群の中には、道具類が散乱しているだけで、被害者の跡がなく逃げ出すことが可能であったと考えられます

上掲のグラフィックは黒井峯・西組遺跡付近の他の遺跡のものです、参考になると思います



追伸 12月26日から1月1日まで、資料整理と年末の雑事処理のため、更新を休みます、新年1月2日より再開します、引き続き御高覧の程、よろしくお願いします、皆様には良き新年をお迎えすることをお祈り申し上げます