入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

学び合い 〔仲間募集〕 ℡ 048-432-1433

蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

イメージ 1

川口の古を考える

上台(うわだい)遺跡第7次調査・戸塚3-10-6地点 [4]

4号住居址は調査区中央にあり、隅丸方形を呈しています、拡張が認められ、拡張前の長軸は3・79m、短軸は3・76mで、床面からの深さは16cm前後で床面に貼り床などは認められません、拡張後のものに比べ粗い造りで、住居址内には炉跡・貯蔵穴が付帯構築され、炉跡は住居址中央西よりに位置しています、不整円形を呈し、長軸52cm、短軸48cm、床面からの深さ10cmの地床炉です、皿状を呈して緩やかに立ちあがっています、貯蔵穴は東側にあり、直径35cmの円形を呈しています

拡張後の住居址は長軸4・78m、短軸は4・72mで、43~58cm程外側に広がるように造り変えられています、拡張前の住居址と主軸が大きく転換され、はぼ垂直にずれています、深さは約14cm前後で、拡張前の住居址を丁寧に埋め戻し、その上から貼り床を貼っています、住居址内には炉跡・貯蔵穴が付帯構築され、炉跡は中央北側にあります、不整円形を呈し、長軸58cm、短軸53cmの地床炉です、貯蔵穴は南側に2基あり、どちらも円形に近いものです、北側にあるものは直径40cm前後、南側にあるものは直径30cm前後のもです、どちらも床面からの深さは20cm程です