入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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鳩ケ谷の古を考える

里字諏訪内第1遺跡・大字里字諏訪内936-1他地点調査 [6]

西側低地においては、早期後半の土器片と礫片が多数検出されました、土器片の総数は1万点・総重量が百kg、また、これらの土器に混在して、礫片が3千点・総重量が百kgと大量に出土しています 、この西側低地からの出土遺物は、地形と出土状況から、流れ込み、或いは投棄されたものと考えられます

台地東面肩部から中央斜面尾根筋のやや東側を南進し西側低地に向おうとする道筋が検出されています、中央斜面尾根筋では、2本が平行して認められますが、同時存在ではなく、おそらく、先に存在した路線面が崩壊したため道筋を一部変更したものと思われます

道筋からは縄文時代中期に属すると思われる縄文土器片が出土していますが、道筋の存続時期を示すかは不明です、ただし、道筋が斜面地の調査時点の地表面下50~100cmで検出され、さらに、調査時からさして遡らない時期ではあるものの過去に植生していた樹木の根の下に存在していたことから、年代はかなり経過しているものと想われます