2009-05-04 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 鳩ケ谷の古を考える ３５・里字屋敷添第２遺跡⑱里字屋敷添１１８３－１他地点調査（続） この他の溝跡や井戸跡からは様々な木製品が出土しており、台地上の遺跡では出土し難い有機遺物が多い点が注目されます、その他の遺構としては、板碑が出土した井戸跡や、近世の木桶状の筒を２段重ねた井戸跡などが検出されました、特に板碑が出土した遺構が多いようです １５～１７世紀までの遺物も出土することからも、先に実施された北接する１１８０地点の調査で発見された木枠に竹を方形に並べた１５世紀のものと思われる井戸跡と合わせ、古くから当時の有力者がこの地に屋敷（館）を構えていた事が推察されます 調査地は近世初頭から今日に至るまで里村名主船津家の居宅であった所ですが、それ以前には中世有力者の居宅であった可能性も考えられます
