2009-04-10 蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る 考古・歴史 #人類学と考古学 鳩ケ谷の古を考える 里字屋敷添第4遺跡・里字屋敷添1212-1他地点調査〈1〉 調査期間 平成17年11月21日~12月15日 この調査地は、埼玉高速鉄道鳩ケ谷駅西口からわずか300mの距離にあります、鳩ケ谷駅は平成13年3月の埼玉高速鉄道の開通と共に開設されました、その数年前までの西口駅前は、幹線道路の建設は着手されていたものの、未だ水田が広がる田園風景を色濃く残していた地域です この調査は、介護施設が建設されるための記録保存を前提とした発掘調査でした、その結果、戦国時代の35m四方に廻る大溝跡が検出されました、戦国時代は、全国各地で武将が群雄割拠しておりましたが、15~16世紀の武蔵国足立郡の鳩ケ谷一帯は太田氏の岩槻城と敵対する北条方の江戸城との間にあり、両雄が戦いのたびにこの地を行き交ったようです その後、戦いも終わり調査地一帯は、いつの頃か水田とされ、数百年の長い間にわたって静かでのどかな時が流れ、今日に至っています