2009-03-12 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 ”春しぐれ合間盗んで酒買いに” ”草萌えに最後のトライ挑むかな” ”雛のあと一輪差しに桃の花” 自分の好きな2~3月の名句です ”桃咲くや足なげ出して針仕事” 高浜虚子 ”白桃のつぼみうるめる枝の反り” 芥川龍之介 ”葛飾や桃のまがきも水田べり” 水原秋桜子 ”父祖の地の苔なめらかに椿おつ” 飯田蛇笏 ”羽子板や裏絵さびしき夜の梅” 永井荷風 ”梅の花空より降りて地の鱗” 原コウ子 ”野に出れば人みなやさし桃の花” 高野素十 ”観音の腰のゆらぎへ椿落つ” 鍵和田秞子 ”梅の香や没日(いりひ)に顔を消されつつ” 小桧山繁子 ”赤ん坊の掌(て)の中からも桃の花” 長谷川櫂 ”探梅の下りとなりて海見ゆる” 円地文子 ”梅一輪小さき歯ブラシ増えてをり” 久保久子 ”胎の児の脚の力や草萌える” 横井理恵