入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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鳩ケ谷の古を考える

これまでに学んできた三ッ和遺跡の総復習・奈良平安時代〈3〉

第3次調査地では、9世紀代の火葬跡が1基検出されています、不明確ながら長径1、6m・短径1、2m・深さ40cm程で、須恵器杯と武蔵型の土師器甕が出土しています、覆土には骨片は確認されていませんが、炭化物や焼土を含んでおり、火葬跡とするには疑問が残り、本来なら特殊土坑とすべきあろうかとも思われます

この他に、第3次調査地点では、覆土の焼土や炭化物を含む同時期の土坑が多く認められています、三ッ和遺跡では、同様な遺構が八幡木1-2-1地点で4基、八幡木1-19-4地点で2基検出があり、八幡木1-2-1地点では4基のうち2基に骨粉が認められています、これらの遺構は、先の第3次調査地点の第15号土坑とは形態が異なり、相互の関連性も不明です