2008-11-29 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 セカンドハウスの補修、メインテナンスをやり、帰ってすぐに入院、カテーテル手術と日常の生活とは全く異なる生活を送りましたので、句つくりは意外とすすみました ”無人ホームすすき穂波に沈むかな” ”ラジオ切り夜長のしじま戻るかな” セカンドハウスの夜、プロ野球の日本シリーズの最後の試合があり、そのラジオ中継を聞き終わってスイッチを切ると、今度は物音ひとつせず、秋の夜長のしじまにもどりました ”立冬の枯松のもと早や若木” 近年、松喰い虫による被害で松の立ち枯れが目立ちます、でも、その枯松のもとには若い小さな松が既に何本か生えていました、子孫を残すという自然の循環、その生命力の強さには感心しました 10~11月の自分の好きな名句です ”秋深き隣は何をする人ぞ” 松尾芭蕉 ”初しぐれ猿も小蓑をほしげなり” 松尾芭蕉 ”茸狩やあぶなきことにゆふしぐれ” 松尾芭蕉 ”白露もこぼさぬ萩のうねりかな” 松尾芭蕉 ”山中や菊は手折らぬ湯の匂い” 松尾芭蕉 ”病雁の夜さむに落ちて旅ね哉” 松尾芭蕉 ”屋根ふきの落葉踏むなり閨の上” 与謝蕪村 ”咲くべくも思はであるを石蕗(つわ)の花” 与謝蕪村 ”こがらしや岩に裂け行く水の声” 与謝蕪村 ”口切の隣も飯のけぶりかな” 与謝蕪村 ”きつね火と人や見るらん小夜しぐれ” 与謝蕪村 ”水ぎはもなくて古江のしぐれかな” 与謝蕪村