入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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蕨、戸田、川口、鳩ケ谷の古を探る

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鳩ケ谷の古を考える・三ッ和遺跡

三ッ和遺跡は、毛長川(古期入間川)とそれより更に古い河川流路跡に挟まれた自然堤防上の遺跡ですが、これらの水路が古墳時代前後の集落の形成に大きな役割を果たしていたようです、流路付近には、鳩ケ谷市域で三つ和遺跡の他に小淵字細沼第1遺跡、前田字前田第1遺跡、辻畑田第3遺跡などがあり、毛長川の下流には草加市東地総田(ひがしちそうだ)遺跡、西地総田遺跡、蜻蛉(とんぼ)遺跡があり、足立区に伊興遺跡があります、また、上流にはさいたま市本村(ほんむら)遺跡、大久保領家片町遺跡があります

このように、古墳時代のこの地域の毛長川(古期入間川)及び付近の水域、それに伴う自然堤防上の微高地は交通路として大きな役割を果たしていたのでしょう、毛長川(古期入間川)は、各所に大きな蛇行をもつゆるやかな流れで、水上交通に適した水流であったようです

掲示の写真は三ツ和遺跡第1次調査(昭和56年7月)の出土状況です