入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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俳句つくり 余情

ちょっと、ひと休みして俳句にします

”陽に青葉ゴッホの才能ちと欲しき”

5月も末となり木々の葉も青々と茂り、光の濃くなった陽に生々と映えていました、ちょっと、ゴッホの絵のような盛んなものを感じました、自分にも彼のような才能があればと思いました

”あやめ揺る浮洲の亀は動かざり”

公園の池の中にある小さな洲にあやめが一輪咲いて、風に微かに揺れていました、よく見るとその根元のところに、亀がじっとして小石のように見え、まったく動きませんでした、小さな画面のなかのきれいな静と動でした


好きな六月、五月雨、つゆの候の名句です

”五月雨の降り残してや光堂”         松尾芭蕉

”柴付けし馬のもどりや田植樽”        松尾芭蕉

”紫陽花やかたびら時の薄浅黄”        松尾芭蕉

さみだれや大河を前に家二軒”        与謝蕪村

”若竹やはしもとの遊女ありやなし”      与謝蕪村

”鮎くれてよらで過ぎ行く夜半の門”      与謝蕪村

”早乙女や汚れぬ物はうたばかり”       小西来山

”ぬいものや着もせでよごす五月雨”      羽紅

”かたつぶり酒の肴に這はせけり”       榎本其角

”水音も鮎さびけるな山里は”         服部嵐雪

”血をわけしものと思わず蚊の憎さ”      内藤丈草

”五月雨や鮓の重しもなめくじり”       上島鬼貫

”馬洗ふ川すそくらき水鶏かな”        立花北枝