2008-06-11 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 ちょっと、ひと休みして俳句にします ”陽に青葉ゴッホの才能ちと欲しき” 5月も末となり木々の葉も青々と茂り、光の濃くなった陽に生々と映えていました、ちょっと、ゴッホの絵のような盛んなものを感じました、自分にも彼のような才能があればと思いました ”あやめ揺る浮洲の亀は動かざり” 公園の池の中にある小さな洲にあやめが一輪咲いて、風に微かに揺れていました、よく見るとその根元のところに、亀がじっとして小石のように見え、まったく動きませんでした、小さな画面のなかのきれいな静と動でした 好きな六月、五月雨、つゆの候の名句です ”五月雨の降り残してや光堂” 松尾芭蕉 ”柴付けし馬のもどりや田植樽” 松尾芭蕉 ”紫陽花やかたびら時の薄浅黄” 松尾芭蕉 ”さみだれや大河を前に家二軒” 与謝蕪村 ”若竹やはしもとの遊女ありやなし” 与謝蕪村 ”鮎くれてよらで過ぎ行く夜半の門” 与謝蕪村 ”早乙女や汚れぬ物はうたばかり” 小西来山 ”ぬいものや着もせでよごす五月雨” 羽紅 ”かたつぶり酒の肴に這はせけり” 榎本其角 ”水音も鮎さびけるな山里は” 服部嵐雪 ”血をわけしものと思わず蚊の憎さ” 内藤丈草 ”五月雨や鮓の重しもなめくじり” 上島鬼貫 ”馬洗ふ川すそくらき水鶏かな” 立花北枝