入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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俳句つくり 余情

”漠然と何かに追われ八十八夜(やそはちや)” 

”幾代の人の叡智や代田原”

以前にも少し書きましたが、10年ほど前に殆ど独力でセルフビルドしたセミログハウスがあります、茨城の海辺ですが、年に数回メインテナンスや雑草採りをかねて出かけています(セルフビルドの記録は  IRIKURA HOME PAGE  http://www.geocities.jp/irikurahp/にあります)しかし、昨年の8月以来、当ブログに集中し出かけていませんでした、春も終わり、ブログもなんとかなりそうなので天気の様子を見ながら出かけました

ブログが見通しがつき、又、天候が和らいだら、あれもやろう、これもやろうと思っているうちに、とうとう八十八夜を迎えてしまい、何かと気が焦っている心境です

次の句は、行く途中、佐原、潮来をぬけて行きますが、ちょうど、田植えの準備のできた代田が見渡す限りに広がっていました、往古は大河の氾濫原だったのでしょうが、先人たちの幾多の労苦の末に見事な水田となったのでしょう、ちょつと感動する風景でした


初夏(五月)の好きな名句です

”若葉して御目の雫ぬぐはばや”      松尾芭蕉

”麦の穂を力につかむ別れ哉”       松尾芭蕉

”あらたふと青葉若葉の日の光”      松尾芭蕉

”愁いつつ岡にのぼれば花茨”       与謝蕪村

”御手打の夫婦なりしを更衣”       与謝蕪村

”麦刈りて遠山見せよ窓の前”       与謝蕪村

”うの花や絶間た々かん闇の門”      向井去来

”文もなく口上もなし粽五把”       服部嵐雪

”こひしらぬ女の粽不形なり”       上島鬼貫

”目に青葉山時鳥初かつを”        山口素堂

”古郷やよるもさはるも茨の花”      小林一茶

”筍のどこかでぬけて縄ばかり”      各務支考

”行女袷着なすや憎きまで”        炭太祇

”道ばたにまゆ干すかざのあつさ哉”    森川許六

卯の花をかざして関の晴着かな”     河合曾良