2008-04-24 俳句つくり 余情 俳句 #埼玉県 ”菜の花の塀の上なる菜種梅雨” 桜の終わった後も寒さが、少し戻ったり、雨が続いたりしました、その雨のせいか菜の花が背高く伸び、塀の上から黄色い花を覗かせていました、ちょっとユーモラスな光景でした ”はなみずきツツジの赤を追いかけり” そして、雨があがり、すぐ汗ばばむような日が戻ると、花々は先を争うように咲き始めました、春深しです ”行く春を送りだすかに花々が” 好きな晩春の名句の続きです ”春眠の身の閂(かんぬき)を皆外し” 上野 泰 ”春潮に激しく抱かれ海女沈む” 前川紅楼 ”蛙の目越えてさざなみ又さざなみ” 川端茅舎 ”雨蛙とらへし手さえ青く染む” 篠田悌一郎 ”あんぱんのぶどうの臍(へそ)や春惜しむ” 三好達治 ”野遊びのはじめは知らぬ人なりし” 内山和江 ”鞦韆(しゅうせん)や灯(ともし)は木々を眠らさず” 山口涼也 ”夕立に家の恋しき雀かな” 寺山修司 ”象の子の水噴くあそび風光る” 原 尚久