入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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主な遺跡を調べて見る

叺原(かますはら)遺跡・川口

人類の祖先が地球上に登場するのは、今から2~300万年前ですが、それから約1万2000年前の縄文時代までを旧石器時代と呼んでいます

旧石器時代の地球は、大規模な氷河が広い範囲をおおった時代です、氷河期といいます、氷河期には海から蒸発した水が地上で凍りつくため、海面は低下し、大宮台地や武蔵野台地は標高150メートル位の丘となり、谷は急で深くなっていました、気候は寒冷で、関東平野の自然環境は、亜高山帯性の針葉樹が茂り、現在の標高1500メートルの高地のようでした、また、火山活動も活発で、富士山や浅間山などの火山灰が関東平野に降り、赤土の関東ローム層が堆積したのもこの頃でした

川口市内では、旧石器時代の遺跡は9ヵ所ほどが、確認、調査されています、そのうちの一つが、叺原(かますはら)遺跡です、旧石器時代の人々は石を削ったり、割ったりしてつくった石器のほか、動物の骨や角、皮なども使っていたと考えられています、狩猟を中心とした生活をし、1ヵ所に定住せず、獲物をもとめて、移動する生活をしていたようです

イラストはその時代の想像図です