入倉伸夫のシニアライフ-蕨市塚越-

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赤山陣屋遺跡・川口・まとめ

縄文の赤山は、東の綾瀬川、中川低地帯と南の荒川低地帯からの開折谷が複雑に入り込み、縄文海進、海退という大きな環境変化を体験しています、台地は狭く、かつ、小舌状台地が多方へ突出し、周囲を深い小谷が囲んでいます、そして、この狭く長い谷地は、泥炭層を発達させ海進、海退という環境の変化を受けながら、縄文人の活動の舞台となったのです

遺構は旧石器時代のユニットが23箇所、台地縁には、縄文時代早期の炉穴、台地上及び低湿地埋没面において、縄文後晩期の住居址5軒、土抗559基、トチの実の加工場跡などの低湿地泥炭層検出の遺構群があります、遺物はユニットからナイフ形石器、縄文早期の茅山上層式以降の土器、縄文後晩期の粗製土器、トチ塚、加工用石器、加工材などが多数出土しています